無線七宝とは？基本的技法から魅力までを紹介

骨董品市場で高値で取引されている無線七宝によって作られた七宝（七宝焼）。

しかし、無線七宝に関する情報はさほど多くありません。

「無線七宝って誰が作ったの？」
「無線七宝ってどういう技法なの？」
「七宝の基本的技法をを教えてほしい！」

などの疑問を解決するためにこの記事では、無線七宝に関する起源、基本的技法を詳しく解説していきます。

この記事を読むことで、無線七宝とは何か、どのような特徴があるのかを詳しく知ることができます。

また、濤川惣助が表現を生み出した背景や、七宝の基本技法との違いについても理解できます。

さらに、無線七宝の価値や魅力についても解説することで、無線七宝に興味のある方や、骨董品に興味のある方にとって、非常に有益な情報を提供することができます。

それでは、参ります。

無線七宝とは

無線七宝は、主に明治時代に盛んに制作され、その後は衰退していましたが、最近では再評価され、注目を集めています。制作過程が複雑で技術的な面も高度であることから、数少ない職人によって制作される希少な作品となっています。

作品は、花鳥風月や風景などをモチーフにしたものが多く、独特の美しさと上品さを備えています。また、硝子と金属が融合した独特の質感から、光を浴びると幻想的な輝きを放ち、見る人を魅了します。

無線七宝は、七宝の中でも高価な作品として知られています。その希少性と美しさから、コレクターの間でも人気が高く、高額で取引されることもあります。

無線七宝の表現を生み出した濤川惣助

無線七宝による絵画的表現を特色とする日本で有名な七宝作家です。

無線七宝では最終的に釉薬を焼き付ける前の段階で敢えて植線を取り外すことにより図
柄の輪郭線がなくなり、それぞれの釉薬の境界で釉薬が微妙に混ざり合うことで微妙な色彩のグラデーションを生み出します。

濤川の作品の特徴は、無線七宝という革新的な技法を採用していますので美しいグラデーションが魅力的です。

七宝（七宝焼）の基本的技法

無線七宝以外にも、七宝で用いられる技法が多くあります。

技法によって、作品の魅せ方が異なりますのでそこが美しいところでもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回は、無線七宝について解説いたしました。

無線七宝は、主に明治時代に盛んに制作され、その後は衰退していましたが、最近では再評価され、注目を集めています。

ぜひ、この記事で無線七宝のグラデーションの美しさを知り、ぜひ七宝を愛する人々にこの記事がお役に立つことを祈っています。

銀座真生堂

メディア編集部

七宝焼・浮世絵をメインに古美術品から現代アートまで取り扱っております。 どんな作品でも取り扱うのではなく私の目で厳選した美しく、質の高い美術品のみを展示販売しております。 このメディアで、美術品の深みや知識を発信していきます。