浮世絵の保管の方法【傷まない保管方法を紹介】
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銀座真生堂メディア|並河靖之と濤川惣助の七宝焼を知る
迎賓館赤坂離宮には、濤川惣助が制作した七宝額が飾られています。高度な技術・技法で作られており、七宝を日本の芸術品として知らしめた作品といえます。
濤川惣助は七宝に対して、従来の有線の表現ではなく、絵画のような滲みを求めていました。そして試行錯誤の末、新しい技法として無線七宝を開発したのです。
七宝を工芸品から芸術の域まで高めた濤川惣助。赤坂離宮の七宝額にも、濤川惣助の技術が惜しみなく使われています。迎賓館赤坂離宮に飾られた七宝額は、「花鳥の間」に30面、「小宴の間」に2面の計32面です。下絵は渡辺省亭が手がけています。
迎賓館赤坂離宮に飾られた七宝額32面をご紹介します。
【西壁】
【南壁】
【東壁】
32面の中でも特に評価されているのが「矮鶏」です。トサカや羽根のボリュームある質感、息づかいを感じるような矮鶏の眼の動きなど、その迫力に見た人は思わず息を飲むほど。濤川惣助が持てる技術のすべてを駆使した作品といっても過言ではありません。
普段は迎賓館赤坂離宮に一般の方が入ることは出来ませんが、定期的に一般公開も行っています。機会があれば、鑑賞に行ってみてはいかがでしょうか。
濤川惣助の作品をお探しの際は銀座 真生堂をご利用下さい。濤川惣助をはじめ、並河靖之や林小伝治など明治期の名工が手がけた七宝、浮世絵などをご用意しております。海外から仕入れて販売するため、日本では入手が困難だった作品とも出会えます。名工の想いが詰まった逸品を銀座 真生堂でお探し下さい。