七宝焼

【異なる輝きを放つ】七宝焼の制作技法7つを紹介

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七宝焼きの技法は多岐にわたり、初心者も楽しめるものから、職人の磨き抜かれた技術を要するものまであります。

明治期七宝・浮世絵の専門店 銀座真生堂が七宝焼きの技法についてご紹介します。

七宝焼きの技法

有線技法

七宝焼きの代表的な技法です。金、銀、銅などの金属線を素地に立てて、線と線の間に釉薬を差して焼成することを繰り返すのが特徴です。

無線技法

濤川惣助が得意とした技法です。途中までの工程は有線七宝と同じですが、線と線の間に釉薬を流した後は金属線を外して焼成します。金属線を外すことで、ぼかしによる絵画的な変化が見られます。

赤透技法

尾張を代表する釉薬の一つで、尾張の太田甚之栄が1880年に開発したものです。外国では黒みがかった深い赤を、ルビーの最高級ピジョンブラッドと呼ぶことがあります。銅胎に施すのが一般的で、原料に金を混ぜて低温で焼成します。技術がないと深みのある赤にはならないと言われています。

盛上技法

図案の中でも、特に盛り上げたい部分だけに釉薬を高く盛って焼成する技法です。盛り上げ部分の研磨は慎重を要し、一通り研磨してから、さらに釉薬を盛って焼成します。

鎚起技法

鎚起とは、金属板を打ち出して立体的な文様を作る金属加工の技術です。釉薬の盛りが一色であっても、打ち出した部分の凸凹により、濃淡を見せることが出来ます。

省胎技法

焼成したのちに、酸に弱い銅胎を硝酸で腐食させて溶かし、釉薬と植線だけを残すという技法です。省胎は外国ではプリカジュールと呼ばれています。

透胎技法

見た目は省胎七宝という感じですが、工程は省胎技法と同じではありません。透胎は硝酸を使用するのではなく、胎の一部を糸鋸で切り取り、そこに特殊な銀線を焼き付けて文様を作り、空いている部分に釉薬を流す技法です。金工の技術も求められます。

執筆者
銀座真生堂
銀座真生堂
メディア編集部
七宝焼・浮世絵をメインに古美術品から現代アートまで取り扱っております。 どんな作品でも取り扱うのではなく私の目で厳選した美しく、質の高い美術品のみを展示販売しております。 このメディアで、美術品の深みや知識を発信していきます。
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