“この綺麗なのは何ですか?”
ふとお店に寄っていただいたお客様からよく聞かれる質問です。
七宝焼であることを伝えると驚かれます。
100年以上前の明治時代に製作されたことを伝えると更に驚かれます。
確かに綺麗で100年以上前に製作された物とは思えないですよね。
でもこの技術は明治の職人ならではのもので現代ではこのクオリティを出すのは不可能と言われています。
製作にはとても時間と労力がかかり、数ヶ月~1年以上かかるものも多々あったようです。
ですので当時から七宝焼は美術品として扱われ、外貨を稼ぐ為もありましたが、当時の日本人では買える人がほとんどいないくらい高い値段が付いていたそうです。
労力と技術の高さを考えると価格が高いのも当然かもしれませんね。
そこような理由で製作された作品のほとんどが外国に輸出され日本にほとんど残っていないという状態でした。
実は私も七宝の知識のないまま外国に行った時に初めて明治期の七宝を見ました。その時に綺麗で衝撃を受けました。
その時に一目惚れして購入したのが今の私の始まりでした。
それからずっと、今も明治七宝の中でも上手な良い七宝を探しては購入しております。
【銀座 真生堂】では日本にはほとんど残っていなかった明治期の七宝焼、並河靖之,濤川惣助,林小伝治などの名工の七宝焼を多数取り揃えております。
お時間ございます方は是非お店にお越し下さいませ。