日本の七宝の祖 梶常吉

日本の七宝の作者といえば、並河靖之、濤川惣助、林小伝治、安藤重兵衛などが有名ですが、日本の七宝を発明したのは梶常吉と言われております。

梶常吉は、尾張 (現在の名古屋市) で、鍛金を生業としており、或る時たまたま古書の中に七宝焼の記事を見つけ、その再現を思い立ちました。

ところが、その古書にかかれている手法では終に完成する事ができなかったそうです。

その後、オランダ人のもたらした七宝焼を買い求め、研究を重ねて、最後にはそれを砕いて、銅胎に植線を施しガラス質の釉薬をかけたものであるということを知ったと伝えられています。

しかし、その基本的な材料を知ったとしても、さらに長い時間と多くの失敗とを積み重ねてでなければ、その製法を明らかにする事は出来なかったようです。

常吉は、そうして完成した技法を秘密にすることなく、人に伝え広める道を選びました.近代七宝の祖といわれる所以です.

常吉は愛知県遠島村(現在のあま市)の林庄五郎にその技術を伝え、庄五郎は遠島村に七宝産業を根付かせました。これが七宝町の由来です。

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