七宝焼きはどのような工程で出来る?
ガラス質の釉薬を焼き付けた光沢のある美しさが特徴の七宝焼き。アクセサリーをはじめ、日用品や食器など、様々な用途に使用されています。
七宝焼きは、使用する材料や釉薬によって制作方法が異なります。こちらでは、七宝焼きの代表的な工程についてご紹介します。
七宝焼きが出来るまでの流れ
素地を作る

まず、釉薬を焼き付ける素地を作ります。素地には純金属が使われており、中でも加工のしやすさや七宝釉との相性の良さから、銅や銀を用いることが多いです。
金属板に下書きをして金ハサミで切り抜き、焼成する際には反りや歪みが起きないよう、形を整えます。成形には、金型を使ったプレス加工や木槌を使った打ち出しなど、様々な方法があります。
下地を作る
釉薬の着度を上げるために、素地の油膜や汚れを酸で洗浄します。その後、全体に下地色を施して焼成することで、ベースの完成です。
銀線を立てる
模様の輪郭に沿って、純銀製の帯状の線を立てていく作業です。非常に繊細かつ緻密な作業であり、職人の高度な技術が活かされています。この際、同時に銀箔加工の作業も行います。すべて立て終えたら糊で仮固定し、その後、温度と時間を調整しながら焼き付けてしっかりと固定します。
釉薬を差す
色彩豊かな釉薬で模様に色をつけていきます。水や糊で溶き、銀線で囲まれた模様の内側と外側を彩色します。施釉時に多くの水分を含んでいるため、しっかり乾燥させてから焼成します。
焼成する
700~800度に熱した窯に入れて焼成します。数分経ってから取り出すと釉薬がすべて溶けて、光沢と透明感のあるガラス状になります。材料や大きさなどによって、焼成を複数回行う場合もあります。回数がかさむと釉薬の層が厚くなるため、バランスを保つために立て焼や伏せ焼を繰り返します。
研磨
表面を研磨し、艶を出します。粗めのダイヤモンドペーパーから、徐々に細かい目のペーパーに変えていくと、滑らかで艶やかな表面に仕上げることが出来ます。
このように、一つの七宝焼きを作り上げるまでに様々な加工が施されているのです。職人の手で一つ一つ生み出される七宝焼きは、その名にふさわしい美術品であるといえます。
銀座 真生堂では、多くの人々を魅了する美しい七宝焼きを展示・販売しております。緻密なデザインと鮮やかな色彩が魅力の明治期の七宝を取り揃えており、在庫や種類も豊富です。並河靖之、濤川惣助、林小伝治など名工の作品もございます。銀座で七宝焼きの良品をお探しの際は、お気軽に銀座 真生堂をご利用下さい。
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