七宝焼きには数多くの技法がある!
七宝焼きの技法は多岐にわたり、初心者も楽しめるものから、職人の磨き抜かれた技術を要するものまであります。
七宝焼きの技法についてご紹介します。
七宝焼きの技法

有線技法
七宝焼きの代表的な技法です。金、銀、銅などの金属線を素地に立てて、線と線の間に釉薬を差して焼成することを繰り返すのが特徴です。
無線技法
濤川惣助が得意とした技法です。途中までの工程は有線七宝と同じですが、線と線の間に釉薬を流した後は金属線を外して焼成します。金属線を外すことで、ぼかしによる絵画的な変化が見られます。
赤透技法
尾張を代表する釉薬の一つで、尾張の太田甚之栄が1880年に開発したものです。外国では黒みがかった深い赤を、ルビーの最高級ピジョンブラッドと呼ぶことがあります。銅胎に施すのが一般的で、原料に金を混ぜて低温で焼成します。技術がないと深みのある赤にはならないと言われています。
盛上技法
図案の中でも、特に盛り上げたい部分だけに釉薬を高く盛って焼成する技法です。盛り上げ部分の研磨は慎重を要し、一通り研磨してから、さらに釉薬を盛って焼成します。
鎚起技法
鎚起とは、金属板を打ち出して立体的な文様を作る金属加工の技術です。釉薬の盛りが一色であっても、打ち出した部分の凸凹により、濃淡を見せることが出来ます。
省胎技法
焼成したのちに、酸に弱い銅胎を硝酸で腐食させて溶かし、釉薬と植線だけを残すという技法です。省胎は外国ではプリカジュールと呼ばれています。
透胎技法
見た目は省胎七宝という感じですが、工程は省胎技法と同じではありません。透胎は硝酸を使用するのではなく、胎の一部を糸鋸で切り取り、そこに特殊な銀線を焼き付けて文様を作り、空いている部分に釉薬を流す技法です。金工の技術も求められます。
この他にも七宝技法には様々な種類があり、それぞれ雰囲気の異なる作品となります。技法の特徴もチェックしながら、専門店などで自分好みの七宝焼きを探してみるのもおすすめです。
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